

東京都神道青年会
会長 服部 佑子
先ずは謹んで聖寿の万歳と皇室国家の弥栄をお慶び申し上げ、神宮をはじめ各御社頭の御隆昌を御祈念いたします。神宮におかれましては、畏くも昨年四月に今上陛下より御聴許を賜り、本年斎行されます山口祭・御杣始祭はじめ第六十三回式年遷宮の諸祭が恙なく斎行されますこと、誠に慶賀の至りに存じます。
昨年度、当会は創立七十五周年を迎え、昭和二十四年の創立時に掲げられた「自己研鑽と神社神道の興隆を期す」という目的のもと、会員相互の絆と親睦を深め、通常事業と共に全ての周年事業を完遂することができました。これもひとえに諸先輩方の温かい御支援、会員各位のお陰と、心から御礼申し上げます。
本年は大東亜戦争終結八十年の節目にあたります。当時を知る者が少なくなっている今、後世に事実を継承できるよう歴史を学び、心に感じ、この国の礎となられた英霊に感謝の誠を捧げるべく、引続き英霊顕彰・慰霊事業に力を入れてまいります。東京都慰霊堂での慰霊祭は我々青年神職だけでなく、都内神職をはじめ広く一般の方にも御参列頂けるよう、努めてまいります。
各部におきましては、会員各位の青年神職としての素養を高める自己研鑽の場として、教養講座や各研修を企画、実施し、氏青協との協力による社頭教化を行い、時局への迅速な対応を行うべく、神青協はじめ関係諸団体との連携を強固にし、会報誌「やくわえ」またSNS等での活動周知や記録撮影、会員同士の親睦を深める親睦事業を企画し、青年会ならではの活動をしてまいる所存です。
また時局対策・社会奉仕・組織検討を統合した特別委員会を引き続き設置し、様々な時局問題に対する柔軟な対応、地域社会への貢献に繋がる活動、より良い会運営が出来るよう模索検討してまいります。
災害対策では、「忘れない、風化させない」の想いを胸に、明年三月十一日に十五年の月日となる東日本大震災や令和六年能登半島地震などの自然災害に引き続き心を寄せると共に、迅速に支援活動を行えるよう情報収集・共有を続けてまいります。そして、いつ起こるか分からない首都圏における自然災害にも備えるべく、防災意識の向上や有事の際での行動について検討いたします。
青少年に向けた教化育成は非常に重要な活動であり、神社庁や関係諸団体と協力し、取り組んでまいります。
令和八年六月には、神青協一都七県協議会の第三十二回総会が東京主管にて開催されます。万全の準備で臨むべく「神青協一七協第三十二回総会実行委員会」を設置いたします。
世界的に猛威を振るったコロナウイルスをきっかけに様々なことが変化した今。青年会活動においてもそのあり方について問われているのも事実です。昭和・平成・令和と歩んできた当会が「会員相互の研鑽と親睦を図り、神社神道の興隆を期する」という創立当初からの目的を念頭に、未来に向け新しいことを取り入れていくのも生きている「会」なのではないでしょうか。変化をマイナスに捉えるのでなく、次世代に繋いでいけるよう、時代に即した会運営ができるよう今一度見直し、デジタル化やペーパーレスなど近年の発展を取り入れながら、人と人との繋がりを大切にこれからの未来に向けた「一歩」を歩んでいけるよう努めてまいる所存です。
今後とも先輩諸賢と会員各位の御理解御協力を賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げます。